CONCEPT

子どもの人権保護・虐待予防

子どもの人権保護・虐待予防

⼦どもの⼈権を守ることは
⼦育て⽀援事業に取り組む上での最重要課題です。
「児童福祉法」「児童の権利に関する条約」
「障害者の権利に関する条約」等においても
規定されている通り、子ども1人ひとりの人格を
尊重することを徹底しています。

弊社は子ども家庭支援センターや
SNSを活用した様々な相談業務などを受託しています。
それらの業務を担うカウンセラーや
有資格者への相談体制や指導体制を構築し、
子どもの人権・虐待予防に対して
適切で適正な対応を行っています。


社員採⽤試験においては、
些少でも⼦どもの⼈権を尊重できない⽅、
体罰を肯定する⽅は、
どれほど経験があっても不採⽤にしています。
その上で、⼦どもの⼈権を守るための研修を実施し、
全職員が⼦どもの⼈権を守るための意識を
⾼く持ち業務に当たっています。
また、地域に密着した⼦育て⽀援拠点として、
虐待等保護を必要とする⼦どもを発⾒したときは、
子どもの命を最優先に考え、
次のような支援・対応を行います。

虐待の早期発見と予防

Support 1
弊社「子どもの虐待防止マニュアル」を活用して子どもの日々の様子を観察し、少しでも気になる場合は、法人本部の専門家と協議しつつ、迅速に関係機関に連絡します。
Support 2
経過観察を行うために、専門家の定期訪問を実施し、協力して早期対応に努めます。
虐待やいじめ等について、子どもが安心して相談できるような関係づくりを心がけます。職員は信頼出来る大人として声をかけてもらえるように傾聴トレーニングを実施します。一方、子どもに対しては、自尊感情を高める「自分を大切にすること」を働きかけます。
Support 3
育児に不安を抱く保護者を対象とした個別相談やワークショップ等を、地域の子育て家庭も対象に含めて実施します。

DV被害に巻き込まれた子どもの支援

Support 4
DV 被害に巻き込まれた子どもは、見えない DV 被害者と呼ばれています。DV 環境から離れて新しい生活を始める親子の支援は学童クラブや児童館の大切な役割と考えます。危険回避のため自由に外出することが困難な状況もあり、様々な制約の中で親子だけで過ごすことは、子どもにとって大きな負担となることがあります。

また、DV 被害により傷ついている親の保護者的な役割を子どもが演じてしまうこともあり、子どもが子どもでいられる遊びの場を保障することは重要な支援であると考えます。特に学童クラブは、DV サバイバ ーの親の就労支援としても大きな役割を果たしますが、登録児の親子支援に留まらず、子育て相談、地域交流プログラム等を通して、地域の DV 被害親子の支援にも大きな貢献ができると考えています。

体罰に対する考え

体罰は恐怖、痛み、屈辱感によって子どもを支配しますが、体罰によっては、何が正しく何をなすべきかの倫理的価値観を身につけることはできません。「体罰が怖いから~しない」ということを身につけるだけでは、かえって誰も見ていない場面や、罰せられるおそれがない場面では何をしても大丈夫という誤った価値観を学んでしまいます。

私たちは、不要な恐怖や痛みや屈辱感を子どもに味わわせることによる「教育」方法を禁じ、子ども自身が、正しいことと間違ったことを自ら選びとる力を育み、誰も見ていなくても、進んで良い行動をとれる自律性を育みます。

職員は、子どもの人権・自律性を育む保育方法をしっかりと研修すると共に、保育者として人間性を高めるための自己研鑽に励んでいます。

ついつい子どもに手を上げそうになる保護者の悩みも真摯に受け止め、体罰不要の子育ての支援を致します。ひとりで悩まずに是非、ご相談下さい。
オレンジリボンについて
弊社運営施設では、児童虐待に関するリーフレットと、職員手作りのオレンジリボンを置き、自由にお持ち帰りいただけるようにしております。可愛らしいリボンを手にとって「これなんですか?」との問いから児童虐待防止の会話へと自然に展開するきっかけとなっています。