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栃木県さくら市にて地域に開いた児童センター祭りを開催、コロナ前を超える459人が参加

~テーマは「ひらこう絵本のとびら 身近に感じるSDGs」~

 

明日葉は5月22日、栃木県さくら市の児童センターで、地域の子どもたちと地域住民を対象とした「氏家児童センター祭り」を開催しました。

 

テーマは「ひらこう絵本のとびら 身近に感じるSDGs」。子どもの心を育む絵本の世界と、日々の生活で取り組める身近なSDGsにフォーカスし、体験型コンテンツを館内いっぱいに用意しました。当日は吹奏楽クラブ、ダンスチーム、チアスクールのパフォーマンスもあり、子どもたちの活躍の場にもなりました。

 

新型コロナウイルスの影響で、地域住民を呼び込む大々的なイベントは2020年以降開催されていません。今回、新型コロナウイルス対策を徹底して開催し、来場者は過去の開催を上回る459名に上り、大盛況のうちに終了しました。

 

 

氏家児童センターとは

 

さくら市は栃木県内で子どもの人口比率No.1の地域。「子どもが笑顔溢れる未来へ ~母になるなら、父になるなら、さくら市で~」を合言葉に、行政、地域、児童センター、その他関係機関が協力しながら、子ども・子育て支援を行っています。

 

氏家児童センターはさくら市で最大の放課後児童クラブ・児童センターです。隣接する氏家小学校の児童数が市内最多であること、さらに氏家駅前という交通アクセスに恵まれた立地であることから、多くの地域住民に親しまれています。

 

さくら市内の児童センターは、子ども会育成会の活動活性化の役割も担い、中・高生が取り組めるボランティア活動の充実やリーダーの育成、地域と子どもたちの交流促進を促す企画の発案・実行といった取り組みを行っています。今回の「氏家児童センター祭り」でも、近隣の中学校からボランティアを募り、当日は29名の中学生が体験コンテンツの案内や絵本の読み聞かせを行いました。

 

 

 

氏家児童センター祭り様子

 

オープニングでは児童センター、放課後児童クラブで活動する「ジュニアサポートチーム」と、「子ども会議」の子どもたちによる司会進行のもと、市内の吹奏楽クラブ「Jr.ウインドハーモニーうじいえ」、ダンスチーム「Bloom」、チアスクール「栃木SCチアスクール」によるパフォーマンスが行われました。新型コロナウイルスの影響で活動発表の機会を失った地域の子どもたちに、活躍の場を用意しようと企画されたプログラムです。多くの観客が集い、練習の成果を披露した子どもたちに温かい拍手と声援を送っていました。

 

 

 

館内1階では、子どもたちに親しみのある絵本の世界に没入できる空間を用意。登場人物になりきって、物語のワンシーンを体験します。造作物は廃材や廃紙を活用しており、楽しみながら、ごみを減らすSDGsの考え方が伝わるよう工夫されています。

 

 

 

2階は、体験しながらSDGsを考える空間になっています。子どもたちは海洋ごみを拾って正しく分別することでクジラを助けたり、網に絡まったウミガメの気持ちになったりしていました。

 

 

読み聞かせのコーナーでは、蛇口から出てくる水がどこからやってくるのか、絵本を読みながらみんなで考えます。

 

来場した子どもの保護者からは、「近隣で子どもが遊んだり友達を作れる場を探していたので、子どもが楽しそうにしていてよかった」「こういう体験が子どもの記憶に残って、SDGsに関心を持つきっかけになってくれたら」といったコメントがありました。

 

■氏家児童センター長 大宮留美さんのコメント

 

 

私がセンター長として赴任したのは2019年です。当時の氏家児童センター祭りは、飲食店が出店して食べたり飲んだりできるスペースもあり、地域住民を巻き込んだ大規模なイベントでした。新型コロナウイルスの影響で、2020年のお祭りは中止。2021年はオリンピックイヤーということで、「桜りんピック」と題してなんとか開催にこぎつけましたが、「祭り」と表することも、地域住民に積極的に告知することもできませんでした。

 

そのため、今回のお祭りは、子どもたちも住民の方々も思い切り楽しめる、本当に久しぶりのハレの日です。お天気にも恵まれ、たくさんの方に楽しんでいただけるお祭りになったことを嬉しく思います。

 

今年までは、スタッフが考えて、子どもたちには協力してもらう形でやってきましたが、来年からは、子どもたちと利用者の方々が主体となり、地域を生かした運営に切り替えていきます。

 

氏家児童センターは子どもたちとその親御さんにはなくてはならない存在ですが、地域との関わりはまだ道半ばだと思っています。地域の方々には、身近にこんなにたくさん子どもたちがいることを伝えていきたい。そして、子どもたちが活躍する姿を多くの方に見てもらって、子どもたちを地域で育てる意識を醸成して、どんな形でもいいので子どもとの関わりを持っていただけたらと思っています。