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東村山市の放課後児童クラブで、児童たちがオリジナルの「革製品」作りに挑戦

明日葉が運営する東村山市第2野火止児童クラブで、9月26日~30日、革工作のイベントを実施しました。クラブに通う42名の児童全員が参加し、革のストラップやコースター、小銭入れなどを製作。革を切り自分たちの好きな模様の刻印と色付けをしてオリジナルの革製品を完成させました。

 

 

イベント初日、まず児童たちは型紙に合わせて切り取った革に、動物や花などの好きな模様を刻印していきました。適度な力で真っ直ぐに木づちを打ち付けないと上手く模様が付かないため、集中力を高め、真剣な様子で取り組んでいました。

 

 

刻印した革には塗料を塗って色付けしていきます。打ち付けた刻印がはっきりと浮き出てくる様子に喜びの声が上がりました。

 

 

色付けした後は、乾かしてニスを塗り、紐を通したりボタンを付けたりしたらオリジナル革製品の完成です。

 

 

1・2年生は革のストラップ、3年生以上は小銭入れやコースターを製作しました。完成した作品は、しばらくの間クラブに飾った後、各自で持ち帰ります。自分で作った革製品に児童たちは喜びもひとしお。

 

クラブでは革工作のイベントを毎年実施しており、児童たちは革ストラップをランドセルに付けたり、小銭入れを買い物で使ったりして、長い間大切に使っているそうです。

■施設長 平松 靖史さんのコメント

東村山市の児童クラブで伝統となっている革工作は、児童たちが大好きなイベントの一つです。昔、あるクラブで、革細工が得意な先生が児童たちに教え始めたのがきっかけとなり、現在では市内全29クラブで毎年革工作を実施しています。

 

今年初めて挑戦する1年生は、使う材料や作る工程など全てを新鮮に感じている様子で、先生の説明を聞きながら真剣に取り組む姿が印象的でした。

3年生以上は、革ストラップよりも難しい小銭入れに挑戦。小銭入れの製作は初めてでしたが、手慣れた様子で革を湿らせ、刻印や色付けを行っていました。革工作は完成までの作業に数日かかるため、1日で終わらない継続的な製作を楽しむことができるのが醍醐味です。

そして5年生にもなると、きれいに作られた刻印や模様、美しいグラデーションの色付けなど、工夫を凝らした作品を完成させます。

 

このように、毎年実施しているからこそ1年ごとに児童の成長を感じられます。児童たちの気合も十分で、保護者様から「『今年は上手く作るぞ』と子どもが張り切っていました」などとご報告をいただきました。

 

革工作は、幅広い年齢の児童が夢中になれる魅力的なイベントです。クラブではこれからも毎年製作を実施し、伝統をつないでいきたいと思っています。