ソシオークグループでは、新たな食育プロジェクト「てしおにかけて、育てて食べよう~マイファームde食育プロジェクト~」を開始しました。東京都内の学童保育施設で3か月かけて、子どもたちがペットボトルを用いて小松菜を種から育て、観察日記をつけ、最後には家で調理して食べる「食育プログラム」です。
株式会社明日葉、株式会社てしお夢ふぁーむ、葉隠勇進株式会社の3社が協力して実施するプロジェクトです。
「てしおにかけて、育てて食べよう~マイファームde食育プロジェクト~」は、「食べ物を育てること・育てたものを収穫すること・収穫したものを食べること」を子どもたちが体験することで、「命の大切さや農家さんの想い、育てることの苦労と喜びを学んでほしい」という想いを込めています。
プロジェクトでは、子どもたちが株式会社てしお夢ふぁーむの小松菜を自らの手で種から育てて食べるという過程を10月から小松菜の収穫を迎える12月までの3か月間に渡って行います。小松菜は1週間に2回水を換え、水を換えた日には先生からスタンプをもらいます。収穫までの間は、芽が出たタイミングや根を張ったタイミングで自分の小松菜を観察し、絵日記をつけて野菜の成長を体験します。
また11月には、株式会社てしお夢ふぁーむの農場とオンラインでつないで行う農場見学を実施します。プログラムの期間中に、葉隠勇進株式会社から小松菜を使った給食レシピ動画を提供します。子どもたちは、収穫後に自分で育てた小松菜をおうちで調理し、美味しく食べるところまでを体験します。
プロジェクトを実施する板橋区立高島第五小学校では、葉隠勇進株式会社が学校給食を提供し、株式会社明日葉が敷地内の放課後対策事業「あいキッズ」を運営しています。
※株式会社てしお夢ふぁーむは、障がい者の就労継続支援A型事業所として三重県にある桑名木曽岬農場で、小松菜やリーフレタス・フリルレタス、ミニトマトを栽培しています。
食育プロジェクトスタートのイベントでは、食育クイズを行い小松菜について学び、種付けを実施しました。
プログラム前半では、小松菜にまつわる食育クイズを出題。「日本で食べられるようになったのはいつから?」「どのような栄養素が含まれている?」など、子どもたちは積極的に手を挙げて回答していました。
プログラムの後半では、ペットボトルで小松菜を育てる水耕栽培キットを制作しました。「水の量ってこのくらい?」「このやり方で正しいかな?」など、職員や隣の席の子どもと確認し合い、慎重に進めました。今後は育成ノートに成長を記録しながら世話をします。
終了後、参加した子どもたちは「楽しかった」「育てるのは大変そうだけど楽しみ」と感想を話しました。
1週間経過し徐々に芽が出始めました。
今回の目的は、小松菜を育てることを通して、「食べ物を育てること」、「育てたものを収穫すること」、「収穫したものを食べること」を体験することです。コロナ禍なので、調理・食事はご家庭で行っていただくことになりますが、小松菜の成長過程や収穫後の調理等もご家族で楽しんでいただけたらと考えております。小松菜の水耕栽培を通して、子どもたちに様々な経験・学びを感じてもらえたら嬉しいです。