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【SDGs】 壁紙の端材に小田原の海の生き物を描くSDGsワークショップを小田原市の放課後児童クラブで開催しました

明日葉が運営する小田原市の大窪小学校区放課後児童クラブは、5月22日、「壁紙の端材」を使ったワークショップを行いました。児童たちが端材のリサイクル方法について知ることや、絵を描く体験を通してSDGsへの学びを深めることが狙いです。

 

壁紙の中に隠れた動物を見つける様子

 

イベントには、クラブを利用する児童約20人が参加。壁紙のデザイン・製造・販売を行う株式会社デコリアから小島健司さんと内田奈月さんを講師としてお招きしました。

冒頭に、今回のワークショップで登場する「壁紙の端材」が、どのようにSDGsに貢献しているのかを話していただきました。端材とは、壁紙が製造される過程でどうしても余ってしまう部分を指します。小島さんは、これらを廃棄しないために、猫用トイレに敷く「猫砂」としてリサイクルされていることを説明しました。児童たちは実際にリサイクルされた猫砂を見て、「これが壁紙だったの?」と驚きの表情を浮かべました。

 

「猫砂」にリサイクルされた壁紙端材

 

壁紙のリサイクルについて理解を深めた後、その端材に全員で絵を描く体験をしました。テーマは「小田原の海の生き物」。児童たちは、「前に大きな鯛を釣ったことがあるよ!」「この魚、小田原の生き物が載っている図鑑で見たことがある」など地元の海に生息する生き物について楽しそうに話しながら、教室に広げた水色の壁紙いっぱいに自由に絵を描きました。

 

 

 

最後に、みんなで完成した絵を見ると、たくさんの魚が泳ぐ海にペットボトルが沈んでいる様子が描かれているなど、児童たちの環境への問題意識を垣間見ることができました。児童たちは「こんなに広いところに絵を描けて楽しかった!」「魚を5匹も描けたよ」など、それぞれ感想を話し、意欲的に参加できたことがうかがえました。

小島さんは、「こどもたちの観察力がとても高く、絵を描くことへの瞬発力も素晴らしかったです。テーマから派生して自由な発想が生まれていったり、友だち同士で描くものを相談し、スペースを譲り合ったりしている姿が印象的でした。今後もSDGsを通してこのような場を築いていけたら」と想いを話してくださいました。