~地域の福祉施設と連携し、夏休みの昼食会も実施~
明日葉が運営する学童保育事業所では、保護者様の夏休みのお弁当作りの負担を減らすことを目的に、昼食会の実施やお弁当配食サービスの導入を行っております。保護者様からは「忙しくてお弁当を作れない時にとても助かっています」などのお声をいただきました。
明日葉が運営する学童保育事業所では、保護者様の「小学校の夏休み中にお弁当を配食してほしい」というご要望に応え、全国134の事業所で、お弁当配食サービスを導入しています。(2022年7月現在)
お弁当配食サービスは、保護者様がWebサイトから注文することで、地域のお弁当屋さんから学童保育事業所にお弁当が配達され、料金はクレジットカード決済で引き落とされます。導入した事業所を利用する保護者様からは、「忙しくてお弁当を作れない時にとても助かっています」と喜びの声をいただいております。
また、事業所の社員からも「夏休みの終日保育の中、注文の取りまとめや料金徴収などを事業所で行うのは負担が大きいです。配食サービスの導入によって、保護者様ご自身でご注文・お支払いができるため、子どもと関わる時間をしっかり確保することができます」との声がありました。
明日葉が運営する所沢市の明峰児童クラブでは7月20日、小学校の終業式の日に合わせて昼食会を実施しました。昼食会のメニューは、障がい者の就労継続支援B型事業所「スキップ」が運営する「カフェあるこ」のカレー弁当と、創業90年を迎え地元で愛されている荒幡精肉店さんのコロッケです。
「スキップ」は、明峰小学校の近隣にある施設で、さまざまな理由で生きづらさを抱える方の就労支援を行っています。今回のカレー弁当も、スキップに通所する方々と支援員の方々が調理し、明峰児童クラブに配達してくださいました。
そして、終業式を終えた小学1年生から6年生の子どもたち41名が児童クラブに集まり、部屋を分けた三密防止、アルコール消毒、検温、黙食などのコロナウイルス感染予防対策を心がけながら、カレー弁当を喫食しました。子どもたちからは「量が多くて、とってもおいしい!」「みんなで食べられて楽しい」などの声がありました。
同じ地域で、障がいをお持ちの方が仕事をしていて、お弁当を作っていることを、子どもたちに知ってもらう良い機会をいただきました。コロナが落ち着いたら、施設の利用者さんと子どもたちが直接交流できたらいいなと考えていましたので、今回がその第一歩になったら嬉しいです。
今回のような取り組みをきっかけに、同じ地域の施設やお店が連携して、有機的なネットワークを作り、子どもや子育て中のご家庭、高齢の方や障がいをお持ちの方にとっても、安心できる「サード・プレイス」となるような場所のあるコミュニティを作っていけたらいいなと考えています。
終業式の日の昼食会は、当クラブ恒例のイベントになりました。保護者様には「暑い中お弁当を持っていかせるのは心配だったので、とてもありがたい」「長い夏休みを迎える前の終業式に昼食を出していただけるのは、精神的にも楽で、大変助かります」といった声をいただいています。
衛生管理のため、これまではレトルトのカレーを使用してきましたが、今回はご縁があってスキップさんのお弁当を提供していただき、衛生にも配慮した手作りの昼食を食べられることは大変ありがたいです。
そして、宇田川さんも言われたとおり、子どもたちにとっても地域に顔見知りの安心できる場所が増えてほしいと思っています。公園で遊んで、喉が渇いたら「お水ちょうだい」って気軽に立ち寄れるような施設ができてほしい。そんな風に、地域ぐるみで子育てしてもらうことが、今の時代にも必要だと考えています。