株式会社明日葉は11月17日、東京都内の学童保育施設と三重県の農場をオンラインでつなぐ「オンライン農場見学」を実施しました。子どもたちは、東京にいながら三重県の農場を探検する雰囲気を体験し、現地の農業従事者から野菜を育てるアドバイスを受けました。
今回のオンライン農場見学は、ソシオークグループで実施する「てしおにかけて、育てて食べよう~マイファームde食育プロジェクト~」の一環として実施しています。同食育プロジェクトは、子どもたちがペットボトルを用いて小松菜を種から育て、観察日記をつけ、最後には家で調理して食べるという一連の取り組みです。
株式会社明日葉、株式会社てしお夢ふぁーむ、葉隠勇進株式会社の3社が協力して行っています。
11月17日、教室に大きなスクリーンを設置し、株式会社てしお夢ふぁーむとZoomでつながりました。桑名木曽岬農場よりビニールハウス内で育てている様子を映し出し、栽培している野菜を農場担当の谷口さんが1種類ずつ画面にクローズアップしてくれました。実際に農場を訪問して見学しているような感覚を体験できました。
子どもたちが育てている小松菜も紹介し、本物のビニールハウスで水や温度を厳重に管理されながら大きく育っている姿に、子どもたちは「こんなに大きくなるんだ!」「根もすごく大きい!」と感激していました。
子どもたちからは「小松菜を元気に育てるポイントは何ですか?」「どうやっていっぱいの野菜に水をあげるんですか?」「小松菜はどのくらいかけて育てるんですか?」といった質問もあり、谷口さんから丁寧にお答えいただきました。「小松菜を育てるポイントは、話しかけること。音が空気を振動させ、葉っぱが動いて光合成の助けになる」「寒い季節が本格的に到来したら、温度や日当たりなどがより重要になってくる」など谷口さんからのアドバイスを、子どもたちは真剣に聞いていました。
オンラインを活用したことで、遠く離れた三重県へ遠足に行ったような貴重な体験ができました。また、水耕栽培の楽しさと大変さを改めて体感し、普段食べている野菜への関心、今育てている小松菜への愛情を深められたようです。
オンライン農場見学終了後、葉隠勇進株式会社の小松菜を使った給食レシピが配布されました。実際の学校給食と同じレシピをおうちでも作れるように、育成ノートに追加しました。
次回はいよいよ、小松菜の収穫です。おうちに持ち帰り、レシピを活用して美味しく調理して食べられるようになる日まで、引き続き子どもたちが大切に育てていきます。